法定調書奉行で電子申告

〜 電子申告は難しくない! むしろ、早くやっておけばよかった 〜  

まもなく、100枚以上の法定調書を提出した事業者は、e-Tax等での提出に義務化されます。
「できそうな気もするけど、本当にできるの?」と不安を感じていらっしゃる方も多いと思います。
わたしの経験を交えながら、主な提出書類を基に、電子申告の流れを説明いたします。

目次
  1. 1.電子証明書を取得しましょう
  2. 2.開始届出書と利用者識別番号
  3. 3.電子申告データはどこに入力?
  4. 4.印刷・郵送は不要

電子証明書を取得しましょう
電子証明書とは?
信頼できる第三者(認証局)が間違いなく本人であることを電子的に証明するもので、書面の取引における印鑑証明書と考えればよいでしょう。

電子証明書はいろいろな団体で発行しています。
帝国データバンク、セコムトラストシステム、公的個人認証サービス(マイナンバーカード)、・・・ネットで検索すると数多く出てきます。
商業登記認証局(法務省が運営)は、法務局へ行って早ければ1日で取得できるようです。

開始届出書と利用者識別番号
e-Taxなどで電子申告をするには、ログインIDとパスワードが必要になります。
「開始届出書」を提出することになりますが、これはログインIDを取得する作業と思ってよいでしょう。

利用者識別番号といい16桁の半角数字になります。 9999 9999 9999 9999

「開始届出書」を提出する前にひとつ確認しておきましょう。法人税の申告を税理士に依頼している場合、電子申告をしている税理士が多数です。その場合は、既に「開始届出書」を提出し利用者識別番号を取得しています。
顧問税理士に「国税の利用者識別番号をとパスワードを教えてください。」と尋ねましょう。

ここがポイント!
税理士が“開始”、法人の税担当者が“開始”ではありません。法人が電子申告を“開始”です。
よって、利用者識別番号もパスワードもひとつです。税理士と共有ということになります。

e-Tax(国税電子申告・納税システム)
eLTAX(地方税ポータルシステム) … 市区町村に給与支払報告書の申告をします

地方税の場合も同様です。利用者ID(半角英数字11桁)がひとつ XXX99999999 、
パスワードがひとつになります。(取得はできるそうです。)

電子申告データはどこに入力?
主な提出書類
  1. ①法定調書合計表
  2. ②源泉徴収票(税務署提出分)
  3. ③給与支払報告書(総括表)
  4. ④給与支払報告書
  5. ⑤支払調書

これらの書類を申告する訳ですが、どこに入力すると、どこで申告データが作成されるのでしょうか?法定調書合計表から見ていきましょう。

法定調書奉行

A.源泉徴収票データ
毎月、給与計算をしているので、改めて入力する必要はありません。
保険料控除額、扶養者控除等を入力し、年末調整(年調年税額の算出)まで終わらせておきましょう。

B.退職金の源泉所得データ
退職金の支払いが生じた時に、入力が必要となります。

C.各種支払調書データ
税理士への顧問料などの報酬、作家の原稿料、デザイナーのデザイン料などがよくあるケースでしょうか。


以下は、法定調書奉行のスクリーンショットです。法定調書合計表を作成するためのメニューが並んでいます。

法定調書奉行


ここがポイント!
法定調書奉行は、電子申告(e-Tax、eLTAX)に必要なデータをその形式に合わせて作成してくれるシステムです。
もし、法定調書奉行がなかったら、源泉徴収票を印刷し社員一人一人の支払金額(年収)、社会保険料、源泉徴収税額、扶養家族、・・・をe-Taxに入力しなければなりません。これは膨大な作業量になります。

印刷・郵送は不要
法定調書奉行
①法定調書合計表 ②源泉徴収票(税務署提出分) ③給与支払報告書(総括表) ④給与支払報告書 
⑤支払調書
電子申告をすると、これら全て印刷しての提出は不要になります。
必要に応じて社内の控え、社員に配付する源泉徴収票を印刷するだけとなります。


全てのデータ入力が終了したら、法定調書奉行のメニューに従って送信しましょう。

法定調書奉行

ここがポイント!
給与支払報告書は、市区町村ごとに郵送していましたが、クリック一度で全ての市区町村に送信 できるのは、一番の省力化ではないでしょうか。

電子申告の流れはお分かりいただけたでしょうか?社員数が100名未満でも省力化できるのではないでしょうか。
この機会に是非、法定調書奉行i11 の導入をご検討ください。

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わたしも何度か利用しましたが、分かり易く説明していただけるなという印象でした。